令和5年度千葉学講座

「千葉学講座」は、県内の博物館の研究員等が実施している調査研究活動の成果を、広く還元していくことを目的として開設しています。博物館職員と県民の方々が共に、この講座を通じて房総を再発見し、地域に立脚した新しいコミュニティづくりや地域の発展等に寄与したいと考えております。ふるってご参加ください。

 

令和5年度 千葉県立博物館文化セミナー

【会場】
千葉県立中央博物館 講堂
〒260-8682 千葉県千葉市青葉町955-2
電話 043-265-3111

【日時】
令和6年2月3日(土)、2月12日(月・祝)
各日13:00~15:20(開場12:30)

【定員】
会場参加:当日12:30から中央博物館1階ホールにて受付、定員150人(先着順)
オンライン参加:こちらから要事前申込(申し込み締切は各講座開催日の2日前)、定員なし 

聴講は無料です。展示を見学する際は入館料が必要です。入館料:一般300円、高大生150円、中学生以下・65歳以上・障害者手帳をお持ちのおよびその介護者1名は無料)

 

令和5年度千葉学講座のチラシはこちら(4MB)(PDF文書)

 

令和6年2月3日(土)

13:05~14:05

講演1 「写真にみる人々の暮らしの歴史」​
千葉県立中央博物館 島立(しまだて) 理子(りこ) 生態・環境研究部長

千葉県の150年の歴史は、私たちの何気ない日常の積み重ねです。中央博物館で所蔵している、昭和10年代から平成にかけて千葉県内で撮影された写真を通して、千葉県に住む人たちの歩みを紹介します。

14:15〜15:15

講演2 「千葉県誕生150周年記念事業 房総の海をめぐる光と影とアート展 クワクボリョウタ《コレクション・ネット》をめぐって」
千葉県立美術館 松田(まつだ) 直子(なおこ) 研究員

クワクボリョウタは、電子機器をはじめ様々なメディアを通して作品制作を行うアーティストです。千葉県立美術館からクワクボへ、「房総の海」をテーマとする作品制作を依頼した展覧会《コレクション・ネット》を振り返ります。

 

令和6年2月12日(月・祝)

13:05~14:05

講演1 「房総のむらにおける上総掘り技術の再現」​
千葉県立房総のむら 鈴木すずき 啓太けいた 学芸員

明治中期頃に上総地方で考案された深井戸掘り工法であり、国の重要無形民俗文化財に指定されている上総掘り。その技術を使って園内で掘削した井戸の出水に至るまでの過程と、房総のむらにおける展示・保存について紹介します。

14:15〜15:15

講演2 「本牧あたりの昔のカニの話 -ハマの記憶とチバの未来-」​
千葉県立中央博物館分館海の博物館 奥野(おくの) 淳兒じゅんじ() 主任上席研究員

明治時代、海外との出入り口であった横浜では、当時この地を訪れた外国人によって様々な動物の標本が集められ、本国に持ち帰られました。ヨーロッパの博物館に現在も保管されている明治時代のエビやカニなどの標本を調査したことから、かつての横浜の海辺の自然を理解することができました。対岸である千葉県の海の環境のこれからを考えていく上で貴重な情報源となることを紹介します。

 

事業主体

千葉県立美術館 / 千葉県立中央博物館・大利根分館・大多喜城分館・分館海の博物館 / 千葉県立現代産業科学館 /千葉県立関宿城博物館 / 千葉県立房総のむら(指定管理者 (公財)千葉県教育振興財団)