No.087 2002/08/22(木)
ワキグロサツマノミダマシ
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ミツバウツギの葉の上に小型のクモが1匹。褐色の全身の中で腹だけが緑色をしている。体長は8ミリくらい。 ワキグロサツマノミダマシのオスのようだ。 名前が長い。緑色の腹部の側面が黒いから“脇黒”。後半は“薩摩蚤だまし”かと思わせておいて、違う。ウルシ科の樹木ヌルデの別名が“サツマ”。その実に似ているので“サツマの実だまし”なのだそうだ。 |
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かなりすばしこい。撮影しようと近づくと、ぴょんと跳ねて逃げる。 このクモは夜の間だけ円形の巣を張る。朝になると巣をたたみ、日中は葉の裏などに隠れているらしい。 日没も近かったので、そろそろ巣を張ろうと出てきたところだったのかもしれない。 (K) |
ワキグロサツマノミダマシ Neoscona mellotteei(コガネグモ科)
ミツバウツギ Staphylea bumalda (ミツバウツギ科)
ヌルデ Rhus javanica var. roxburghii (ウルシ科)