No.176 2004/06/23(水)
哀れラミーカミキリ
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ラミーカミキリの採集のためカラムシが生えている草原(くさはら)へと向かった。ラミーカミキリはカラムシの葉脈や茎を食べるので、採集するにはカラムシがたくさん生えている場所を探すのがポイントだ。 | ![]() |
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青緑色のラミーカミキリを目を皿のようにして探していると、カラムシの葉の上に毛深いアブが乗っていた。よく見るとラミーカミキリが捕らわれている。その正体はオオイシアブ。体長は約2cm。ラミーカミキリの体液を吸っている最中だ。 | ![]() |
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発見してから約10分後、オオイシアブは飛び去り、ラミーカミキリの死骸だけがポツンと残された。暑い太陽が照りつける三島小の校庭の片隅で、昆虫たちの生き残りをかけたドラマを見た。
(J) |
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ラミーカミキリ Paraglenea fortunei (カミキリムシ科) オオイシアブ Laphyia mitsukurii (ムシヒキアブ科) カラムシ Boehmeria nipononivea (イラクサ科) |
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