No.192 2004/08/09(月)
ヒメコマツぼっくり
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房総丘陵の奥深く、絶滅危惧種ヒメコマツの松ぼっくり(球果)を採集に行った。房総では8月の半ばに熟す。熟すと松かさが開いて中の種子を落とす。その直前に球果を取って中の種子を研究に用いる。DNAによって種子の両親を調べたり、発芽させて苗を作ったりと、種子の利用価値は高い。長さ5センチほどの緑色の球果が宝石のようにみえる。 球果を取るためには木に登らなくてはならない。かなり危険を伴う作業。今回は県内の森林組合所属の木登りのエキスパートに来てもらった。若き木登り名人の背中が頼もしくみえる。 (尾崎煙雄) |
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![]() ヒメコマツの球果 |
![]() 球果の採集風景 |
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ヒメコマツ Pinus parviflora(マツ科) |
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