No.251 2005/03/25(金)
シャグマアミガサタケ
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山道で異形のキノコをみつけた。5センチほどのいびつな球形の頭部の下に白っぽい肉色の柄がついている。赤茶色の頭部の表面には細かいしわが無数にあって、「脳」のようにみえる。シャグマアミガサタケのようだ。シャグマは「赤熊」と書き、赤く染めたヤクの尾の毛のことで、払子(ほっす)と呼ばれる法具に使われる。ヤクはチベットなどで飼われるウシに近いケモノ。 死に至ることもある名高い毒キノコである。しかし、北欧などでは毒抜きして食するという。 (尾崎煙雄) |
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シャグマアミガサタケ Gyromitra esculenta(ノボリリュウタケ科) |
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