No.334 2006/02/02(木)
生態園で『はやにえ』だ!
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生態園の食草園を歩くと、カラタチのトゲの長さに目が留まった。最長6センチにおよぶものもあった。こんなのが体に刺さると痛いだろうな〜と思い、ジィーっと見つめていると、変な塊がくっついているのに気がついた。トゲが刺さらないように顔を近づけて観察すると驚いた。このトゲにウシガエルの子ガエルが刺さっていたのだ。トゲの長さは2センチほど。 これはモズの『はやにえ』だ。モズは捕らえた獲物を枝やトゲの先や有刺鉄線などに刺す習性がある。ウシガエルの鼓膜へ見事に刺しているところが生々しかった。時代劇の『必殺仕事人』を思い出してしまった。 (大木淳一) |
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ウシガエル Rana catesbeiana(アカガエル科) モズ Lanius bucephalus(モズ科) カラタチ Poncirus trifoliata(ミカン科) |
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