No.337 2006/02/03(金)
カゴタケ
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教室博物館にユウイチが駆け込んできた。息を切らしながら「あみあみのヘンなキノコをみつけた!」と訴える。キヌガサタケにしては季節外れだななどと思いつつ、うながされるままに炭焼き小屋の裏の林へ。そこでみたのが写真のもの。直径5センチほどの白い籠(かご)状の物体。甘い香りがする。カゴタケであった。ぼくも実物は初めて。文献では、梅雨時から晩秋に発生するというカゴタケ。こんな真冬に出るとは珍しい。 若いコナラの木の根本に合計3個あった。ダイキとユリとアオイが「秘密基地作り」の最中にみつけたのだそうだ。それにしても奇妙な形である。一見してこれをキノコの仲間だと見抜いた子どもたちはエライ。ここは、先日トリュフがみつかった場所のすぐそばである。校庭の一角で珍菌が続出する三島小学校もスゴイ。 (尾崎煙雄) |
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キヌガサタケ Dictyophora indusiata(スッポンタケ科) カゴタケ Ileodictyon gracile(アカカゴタケ科) コナラ Quercus serrata(ブナ科) |
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