No.395 2006/07/15(土)
ハナダカバチ
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三島小の校庭の砂場では、今年もハナダカバチがにぎやかに飛び回っている。メスは砂地に巣穴を掘り、捕らえたアブやハエを穴の奥に運び入れる。獲物はハチによって麻酔されているだけで死んではいない。この獲物に卵を1個産み付け、かえった幼虫は麻酔されたアブやハエを食べて成長する。その後も母親は追加の餌を運び入れるため、巣穴から出たり入ったり忙しい。 狩りから戻ったメスが巣穴に入ろうとして着地したところをねらって、待ちかまえていたオスたちが交尾しようとメスにタックルする。1匹のメスに4〜5匹のオスが集まることも珍しくない。 せまい砂場で数十匹のオスとメスが飛び交い、上記のような行動を繰り広げるのだ。砂場に座ってその様子を観察していると飽きないものだから、すぐに1時間くらい経ってしまう。おかげで首の後ろばかり真っ黒に日焼けしてしまうのだ。 (尾崎煙雄) |
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ニッポンハナダカバチ Bembix niponica(ドロバチモドキ科) |
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