No.494 2007/10/17(水)
ガマズミミケフシ
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清和在住のNさんからの投稿写真。 Nさん「鹿野山の道ぞいの山芋のツルを見に行く。まだ葉が青い。道沿いにあったガマズミの実。大きい物が混ざっている。」 ガマズミの赤い実は、酸っぱくてかすかに甘くておいしい。実の中で大きくて白いかびが生えたようなのは「ガマズミミケフシ」という虫こぶ。漢字で書くと「鎌酸実実毛五倍子」となる。成り立ちは、「鎌酸実」ガマズミ「実」ミ「毛」ケ「五倍子」フシ。「五倍子」は虫こぶのこと。これだけでもややこしいのだが、ガマズミにこの虫こぶを作らせる犯人はハエの1種。その名も「ガマズミミケフシタマバエ」。「鎌酸実実毛五倍子玉蠅」。生物の相互作用の複雑さに、言語は、追いついていくのが精一杯。 (尾崎煙雄) |
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ガマズミ Viburnum dilatatum(スイカズラ科) ガマズミミケフシタマバエ Pseudasphondylia rokuharaensis(タマバエ科) |
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