No.649 2009/02/09(月)
シロハラが…
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清和地区・秋元城址近くに在住の野村さんは「モズのはやにえはこれだけではないのですよ〜」と、ニタッと笑みを浮かべた。手招きされるがままに後をついていくと、近所の庭のユズに羽根らしきものがぶら下がっていた。トゲだらけなので慎重に頭を突っ込みながら観察した。すると何と、両翼の羽根が残った鳥がユズのトゲに刺さっていたのだ。羽根や大きさからするとシロハラだ。胸部の骨が見事にトゲに刺さり、綺麗に食べられている。 こんな食べ方する生きものってモズ以外にいるのだろうか?博物館の専門家に写真を見せたら、やはりモズのはやにえとのことだった。 モズの全長は約20センチ、はやにえされたシロハラは約24センチだ。自分より大きな獲物を仕留めるとは、モズのやることは計り知れない。ちょっと残酷な現場であるが、妙に興奮を覚えるのは私だけだろうか? (大木淳一) |
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モズ Lanius bucephalus(モズ科) シロハラ Turdus pallidus(ツグミ科) |
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