No.680 2009/04/27(月)
コウボウシバ
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海浜で見かけるコウボウシバは、常に物質の移動に耐え忍んでいる。近年の小櫃川河口は構築物の出現で、砂浜の変化も大きい。波や風の方向へなびいても、花序をつけたまま地にしがみついている。このたくましさは、縄文時代の海岸線の復原にも一役かっている。植物珪酸体という細胞の化石として、コウボウシバの痕跡をこの地に残すことであろう。 (江口誠一) |
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コウボウシバ Carex pumila(カヤツリグサ科) |
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