No.685 2009/05/08(金)
シラホシコヤガ
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ヒメコマツの枝についた「コケ」。これは「コケ植物」ではなく「地衣類(ちいるい)」の仲間で、ウメノキゴケという。ところで、この中にイモムシがいるのがおわかりだろうか? 写真中央やや下で「Uの字」形に曲がっているのがイモムシ。わからない人は写真2を見ていただきたい。シラホシコヤガの幼虫だ。体長2センチほどのこのイモムシは、ウメノキゴケの破片を綴って身体にまとっているのだ。自身の餌でもある地衣類を保護色に利用するとは、賢いというか、お見事というか。 (尾崎煙雄) |
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![]() 写真1 |
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![]() 写真2 |
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シラホシコヤガ Enispa bimaculata(ヤガ科) ウメノキゴケ Parmotrema tinctorum(ウメノキゴケ科) ヒメコマツ Pinus parviflora(マツ科) |
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