No.788 2009/12/25(金)
ヒメツチハンミョウも…
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オオキンカメムシを見つけて気を良くした私はさらにモズのはやにえを探した。すると今度は花壇に生えている木に、黒いかたまりが刺さっているのを見つけた。よくみると翅が短く、青光りしている。 これはヒメツチハンミョウのメスだ。体液がかなりにじみ出てこげ茶色に枝の周りが汚れている。この体液にはカンタリジンという成分が含まれており、人体に触れると赤く皮膚が腫れたり、水疱ができる。 この日は結局、ヒメツチハンミョウのオス2体、メス1体のはやにえを見つけた。モズは何故こんな毒虫を刺したのだろうか?他に獲物が無くなってきたからなのだろうか?カメムシといい、ヒメツチハンミョウといい、モズはチャレンジャーだなと感心してしまう。これを食べるのかどうかも疑問だ。今後、どうなるか見守りたい。 (大木淳一) |
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オオキンカメムシ Eucorysses grandis(キンカメムシ科) モズ Lanius bucephalus(モズ科) ヒメツチハンミョウ Meloe coarctatus(ツチハンミョウ科) |
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