No.843 2010/06/04(金)
オオバウマノスズクサ
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三島小の校庭でみつけたつる植物。これはオオバウマノスズクサ(写真1)。中央に写っているのが花だ。この花はとても不思議な形。正面から見ると、暗いトンネルの入り口が見える(写真2)。実も成っていた(写真3)。4センチほどの大きさで、縦に何本か稜がある。輪切りにすると星のような形。そして葉裏にはいぼいぼのイモムシ(写真4)。これはジャコウアゲハの若齢幼虫だ。オオバウマノスズクサには毒性分があり、これを食べたジャコウアゲハはその体内に毒を蓄積する。毒草を食べて毒虫になるわけだ。怪しい形の花と毒虫の取り合わせがおもしろい。 (尾崎煙雄) |
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![]() 写真1 |
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![]() 写真2 |
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![]() 写真3 |
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![]() 写真4 |
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オオバウマノスズクサ Aristolochia kaempferi(ウマノスズクサ科) ジャコウアゲハ Atrophaneura alcinous(アゲハチョウ科) |
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