No.916 2011/01/28(金)
プールの生きもの3
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毎週恒例となったプールの生きもの探し。1月はずっと低温が続き、なかなか寒さの緩む日が来ない。だからヤマアカガエルの産卵はまだだろう。そう思って、プールの周りを1周し、予想通りカエルの卵がないことを確認した(つもりだった)。そこへ、「せんせー、何かヘンなものがある!」と子どもの声。彼の網の中には、なんとヤマアカガエルの卵塊が(写真1)。ここ1〜2日の間に生まれたもののようだ。直径10センチほどの透明なゼリー状の塊で、中に黒い粒々が見える(写真2)。これが1匹のヤマアカガエルの雌が産んだ卵塊である。黒い粒々の一つ一つが卵で、1卵塊に1000個以上の卵が含まれている(写真3)。やがて卵は孵化してオタマジャクシになるのだが、たぶんそれには3週間くらいかかると予想される。それにしても、子どもたちの目の良さにはかなわない。不覚であった。 (尾崎煙雄) |
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![]() 写真1 |
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![]() 写真2 |
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![]() 写真3 |
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ヤマアカガエル Rana ornativentris(アカガエル科) |
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