No.979 2011/10/16(日)
トゲナナフシ
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鹿野山の北西部、鬼泪山(きなだやま)と呼ばれる地域の森を歩いた。湧水の豊富な谷間で思わぬ昆虫に出会った。トゲナナフシである(写真)。体長6センチほどの細長い虫で、羽根が退化して飛ぶことができない。身体の表面に多数の鋭いトゲを持つが、触っても痛くはない。南方系の昆虫で、千葉県はその分布北限にあたり、県内でも南部でしか見つからない。鹿野山の北側斜面となると、県内でも最も北の分布地の可能性がある。つまり、この場所はトゲナナフシの分布最北限かもしれない。 |
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トゲナナフシ Neohirasea japonica(ナナフシ科) | ![]() |
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