No.1039 2012/07/06(金)
ネムノキの花
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ネムノキの花が咲いた(写真1)。今年はネムノキの「当たり年」かもしれない。遠目にもたくさんのネムノキが山腹のそこここに咲いているのが目立つ。ネムノキの花には「花びら」がなく、糸状の雄しべと雌しべが目立つ(写真2)。先半分が赤いのが雄しべ。全体が白く、雄しべよりわずかに長いのが雌しべ。雄しべの方が10倍くらい数が多い。長さ3センチを超える雄しべと雌しべはつぼみの中にどう収まっているのか。開きかけの花をみるとその疑問が解ける(写真3)。雄しべと雌しべは縮れた毛のようにくしゃくしゃの状態でつぼみの中に収まっているのだった。開花後、水圧によってしゃきっと伸びるのだろう。 |
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![]() 写真1 |
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![]() 写真2 |
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![]() 写真3 |
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ネムノキ Albizia julibrissin(マメ科) | ![]() |
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