この夜、清澄山系の谷の奥で灯火採集を行った。気温が低く、昆虫が極端に少ない日だった。だからこのヒメヤママユが飛んできたときには皆が興奮した。ヒメヤママユは秋のガだ。この個体は雄で、翅を広げると１０センチ近い幅がある。落ち着いた色彩ではあるが、模様は味わい深くしみじみ美しい。目玉模様のアクセントは紋付き羽織のようだ。寒さに耐えて待った甲斐があった。
（尾崎煙雄）
ヒメヤママユ Saturnia jonasii（ヤママユガ科）
No.1078 2012/11/14（水）
ヒメヤママユ
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この夜、清澄山系の谷の奥で灯火採集を行った。気温が低く、昆虫が極端に少ない日だった。だからこのヒメヤママユが飛んできたときには皆が興奮した。ヒメヤママユは秋のガだ。この個体は雄で、翅を広げると１０センチ近い幅がある。落ち着いた色彩ではあるが、模様は味わい深くしみじみ美しい。目玉模様のアクセントは紋付き羽織のようだ。寒さに耐えて待った甲斐があった。 |
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ヒメヤママユ Saturnia jonasii（ヤママユガ科） | |
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