No.1115 2013/02/22(金)
ヤドリギ
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市原市内の丘陵地で撮影したケヤキの大木(写真1)。葉が茂っているように見えるが、もちろんケヤキの葉ではない。全部ヤドリギである。今年の冬もヤドリギの分布調査を行っているが、これほどたくさんのヤドリギに寄生された宿主は珍しい。このケヤキだけで60以上のヤドリギがついていた。これでも宿主は枯れないところが面白い。寄生植物とはいっても緑の葉を持ち自力で光合成できるヤドリギは宿主への負担があまり大きくないのかも知れない。雌株のヤドリギはたくさんの実をつけていた(写真2)。この実に惹かれてやってくる鳥がいる。そしてその鳥を目指してやってくるバードウォッチャーがいる。この場所はバードウォッチングの隠れた名所なのだそうだ。 |
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![]() 写真1 |
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![]() 写真2 |
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ケヤキ Zelkova serrata(ニレ科) ヤドリギ Viscum album subsp. coloratum(ヤドリギ科) | ![]() |
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