三島小の校庭の端でガサガサ言う音がしたのでカメラを向けたら、ちょうど１頭のニホンザルが歩いてきた（写真１）。こちらを気にする様子もなく悠然と横切っていった（写真２）。数秒後、もう１頭が現れ、こちらをちらりと見たが、やはりゆっくりと歩み去った。
　この後も数頭のニホンザルが通り過ぎていった。中には子ザルもいた。どうやらこの地域を遊動域とする群れが通過したようだ。三島小やその周辺ではしばしばニホンザルの姿を見かける。たまに市街地にサルが現れてニュースになることがあるが、ここではいちいち騒ぐ人はいない。農作物を荒らしたりするので農家にとっては「害獣」だが、サルは身近な存在だ。
　（尾崎煙雄）

　ニホンザル　 Macaca fuscata（オナガザル科）