2021/04/09(金)
オオクモヘリカメムシ
旧三島小学校にて。校庭に植えられたヒヨクヒバの木(写真1)。ヒノキ科のサワラという樹木のうち枝が長く垂れ下がる栽培品種をヒヨクヒバという。

- 写真1
何気なく見ていると緑色の虫が目に入った(写真2)。体長2センチほどのオオクモヘリカメムシだ。しかも3匹。

- 写真2
4月は越冬したオオクモヘリカメムシの成虫が活動を開める時期。以前、別の学校の校庭でカイヅカイブキ(中国原産のヒノキ科の栽培品種)で同じようにこのカメムシを見つけたことがある。このような針葉樹が越冬場所として好まれるのだろうか。

- 写真3 2011年4月20日、君津市立坂畑小学校にて
- ヒヨクヒバ Chamaecyparis pisifera 'Filifera'(ヒノキ科)
- オオクモヘリカメムシ Anacanthocoris striicornis(ヘリカメムシ科)
- カイヅカイブキ Juniperus chinensis 'Kaizuka'(ヒノキ科)
(尾崎煙雄)