2021/07/14(水)
ギンボシトビハマキ
清澄山系にて。夜間ライトトラップに飛来した小形のガ(写真1)。ギンボシトビハマキというハマキガの一種。開帳(翅を広げた時の横幅)は15ミリ前後。

- 写真1 2021/07/14清澄山系にて
この個体は前翅の付け根、前縁、外縁は黄色で、中央部に大きな暗褐色の斑紋があり、斑紋の中に光を強く反射する斑点がちりばめられている。光る斑点はまるでスパンコールのようで、小さくても目を引く。このようにとても特徴のある姿をしているが、本種は色や斑紋に種内の変異が大きいことが知られており、『日本産蛾類標準図鑑4』には、将来的に複数の種に分けられる可能性があると書かれている。
- ギンボシトビハマキ Spatalistis christophana(ハマキガ科)
- 【参考文献】
- 那須義次・広渡俊哉・岸田泰則(編)(2013) 日本産蛾類標準図鑑4.552pp.学研プラス.
(尾崎煙雄)