2024/08/29(木)
浅間神社と富士山信仰
8月、松戸市小山の浅間神社を訪れた。 当社は現在でも富士山信仰がうかがえる場所であり、毎年7月1日(富士山の山開き)には山開きの祭礼が行われている。かつては「七浅間参り」として富士講(富士山を信仰するグループ)による浅間神社巡りも同日に行われていたという。
社殿のある浅間山(標高28m)は全域が富士山に見立てられている。例えば頂上への石段に一合目、二合目と標高を示す石柱が立つほか、富士の側火山である宝永山、山頂の金名水・銀名水を表す石造物もみられる。
日本の見立て文化を体感できる場所である。
- 写真1 六合三夕目(6.3合目)と御中道(中腹を1周するルート)を示す石柱
- 写真2 「小御嶽尊道」を表示する石造物
- 写真3 富士の側火山「宝永山」を表す石造物
- 写真4 富士山頂の出水口「金明水」を表す石造物
- 写真5 拝殿横。富士山頂「剣ヶ峰」を表す。
- 写真6 拝殿前から石段を見下ろす。
- 写真7 山頂にある拝殿
(小川宏和)