2025/11/08(土)
秋元城跡
君津市の秋元城跡を訪れた。戦国大名里見氏に属する秋元氏の居城であったが、1564年に北条氏に攻められて落城したと伝わる。南北を小糸川の支流が挟み崖になっている天然の要害で、丘陵頂部を城の核とする。鹿野山に伸びる尾根は堀切によって切断されている。曲輪を造成する際に縁を掘り残してそれを土塁としている箇所が多い。この地域の典型的な戦国山城で、全体的に残りが良く見学もしやすい。
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写真1 最も広い曲輪「千畳」。
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写真2 この城の中心的な曲輪。左側の高まりが掘り残して造られた土塁。
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写真3 鹿野山側の奥に位置する曲輪に祀られている八幡社。
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写真4 麓の道路からの比高差は60m以上。紅葉の始まった景色を望む。
(黒田篤史)