フィールドノート No.2417

 2025/11/22(土)

 道祖神裏古墳

 君津市の道祖神裏古墳を訪れた。鳥居に道祖神の掲額のある塞神社の社殿裏にある。1975年に測量、1976年に墳裾、周溝の発掘調査が行われており、全長56mの前方後方墳であると確認されている。この調査では古墳時代前期後半の甕形土器が出土しており、この遺物や、丘陵上の立地や墳形から古墳時代前期と推定されている。県内において、古墳時代前期の前方後方墳としては最大の規模を誇る。県指定史跡。

    写真1 道祖神裏古墳。左が前方部、右が後方部。経年により墳丘盛土が流出しているようで、肩が落ちている。
    写真2 地域の方によって看板が設置され、墳丘や台地上からの見学路が草刈りがされていた。

(黒田篤史)