フィールドノート No.2421

 2025/12/19(金)

 道庭遺跡

 東金市の道庭(どうにわ)遺跡を訪れた。九十九里平野を望む、独立した平坦面を持つ台地上に位置する、弥生時代中期から奈良・平安時代にかけての遺跡だ。2021年の調査までに弥生時代の方形周溝墓(ほうけいしゅうこうぼ)が84基も検出されており、この地域では稀(まれ)に見る大規模な拠点集落跡である。現在、千葉県立農業大学校の敷地内では、千葉県教育委員会による発掘調査が継続されている。これまでに弥生時代後期、古墳時代前期、そして奈良・平安時代の竪穴建物跡から多数の土器が出土しているほか、古墳時代後期の古墳の周溝や埋葬主体部も検出された。調査が進むにつれ、この地域の開発史を紐解く上で欠かせない遺跡の詳細が明らかになることが期待される。

    写真1 発掘調査が進む道庭遺跡。
    写真2 竪穴住居跡から弥生時代後期の土器が出土している。

(黒田篤史)