フィールドノート No.2445

 2026/5/23(土)

 アカネズミ

2026年4月下旬から約1か月間、中央博物館生態園内の1か所にセンサーカメラを設置し、動物調査を実施した。先日、カメラからデータを回収し、職場体験の中学生たちの協力を得て、撮影された約450点の画像を確認した結果、動物が映っていたのは約50点だった。その中に1点だけ、ネズミ類が撮影された動画があり、大きさや体形、跳躍する動き方などから、アカネズミと推定された。

    写真1 飛び降りるアカネズミ(推定)
    写真2 地上を歩くアカネズミ(推定)

アカネズミは日本固有の野ネズミで、森林や河川敷などの幅広い環境に生息し、ドングリなどの堅果類の他、昆虫類も食べる雑食性である。生態園では1994年の調査で記録されており、開園前より生息していたと思われる。2024年3月刊行の生態園の報告書(千葉県立中央博物館研究報告特別号12)を執筆した際は、確実な証拠はないが生息の可能性は高いとしていた。その後、死体が2024年3月と2026年の2月、4月に各1頭回収され、現在その生息は確実なものとなっている。

  • アカネズミ Apodemus speciosus (ネズミ科)

(下稲葉 さやか)