十亀広太郎（そがめひろたろう）は、明治22年大阪府に生まれ、関西美術会で鹿子木孟郎に洋画を学び、のちに大下藤次郎から水彩画を学びました。その後、太平洋画会研究所で石井柏亭に学び、戦後は、美術団体連合展、アンデパンダン展などに出品しました。
この作品は、犬吠埼灯台付近から太平洋を描いたもので、目の前の岩礁に打ち付ける波しぶきが力強さを感じさせます。