《烏銅鳳凰香炉》
(うどうほうおうこうろ)
1911(明治44)15.3×7.8×17.3cm

この作品と同型と思われるものが、東京芸術大学大学美術館に所蔵されている。しかし、それと比べれば、尾羽が少し異なり、また材質も違っている。この作品は、「烏銅」とあるように、銅と金の合金である。その色合いが、烏の羽の色に似ているところから呼ばれた。さらに、この作品の底には年記が記されており、秀真37歳の作品であることが判明する。