浅井 忠 作

1901(明治34)年作
紙・水彩
35.5×24.8(cm)

 浅井は、フランス留学中にパリ近郊の村である「グレー・シュール・ロアン」を気に入り、和田英作と滞在した。この作品は、その村の教会を描いたもので、同じモチーフ、同じ構図の作品が他にも存在する。ここに描かれた人物は、当時の写真が活用されており、写生をもとにアトリエで描かれたものと思われる。

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