浅井 忠 作

1903(明治36)年作
紙・水彩
38.5×30.6(cm)

 浅井は、フランスから帰国後、新設の京都高等工芸学校(現、京都工芸繊維大学)の図案科の教授に就任する。浅井は、授業で植物を写生し、それを基に図案化することを教えた。そのため校内には、一年中植物写生ができるように、花苑が設けられた。この作品は、それを描いたものである。

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