日本のわざと美展ー重要文化財とそれを支える人々ー 関連イベント
実演「苧麻糸手績み」体験 会場風景

 12/9に行われた実演会の様子です。

会場 千葉県立中央博物館 第2企画展示室
日時 2006年 12月9日(土) 10日(日)  10:00〜12:00 and 13:00〜16:00
繊維採り苧麻績み(ちょまつみ)、撚り掛け(よりかけ)、整経(せいけい) の4工程を実演してくださいました。↓
 
繊維採り工程

苧麻の表皮を水につけておき皮をむく。
表皮の内側からミミガイ(あわびの一種)で繊維以外の不純物をそぎ落として、良質な繊維だけを採る。



皮むき後、陰干ししたものを水に戻して

苧麻績み工程

苧麻の繊維を細かく爪先等で裂いて糸を作っていきます


撚り掛け
(よりかけ)工程

縦糸は双糸
横糸は単糸に、

細かい糸がスムーズに出てくるように大豆等の豆類を重しに使用。

高速回転して撚りを掛けていく。

近くで見ていると糸が切れないのが不思議に思えます。




 右の壁に立てかけてあるのが、次の工程の整経のカシギー(経木)。この道具で糸の長さを整える。

愛好者が集まってきて、

話がはずむ。

午前中はこんな程度だったが、午後はもっとどっさり。
参照:友利苧麻緯糸手績み技術保存会 編集発行 「苧麻糸物語」

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