企画展のようす 〈行事のようす〉 その1

 星砂を探そう 
 7月8日に行なわれた行事「星砂を探そう」のようすをのぞいてみました.
 大変好評で,この日は,回数を2回から3回に増やして行いました.
 このあとも開催しますので,ぜひご参加ください.くわしくは ⇒こちら

 画像その1

「みなさんこんにちは.化石の展示はもう見てくれましたか?」

あいさつのあと,加藤研究員からホシズナと有孔虫についての話がありました.

そして,ホシズナの上手な「釣り方」を説明.

みんな,はやる気持ちを抑えて,耳を傾けます.

 画像その2


配られたビンに入っているのは,沖縄の砂浜の砂です.

この中にたくさんのホシズナの仲間(有孔虫の死骸)
が入っています.


 画像その3

見やすいように黒い紙の上に乗せたシャーレの上に,ビンに入った砂をばらまきます.

このとき,あまりたくさん出さないのがコツです.

ルーペでのぞくと,いろんな形の「砂粒」が見えます.


 画像その4

まずはじっくりルーペで「獲物」を探します.


 画像その5

獲物」を見つけたら,水でぬらしたつまようじで,上手に釣り上げます.

目がいい子は,ルーペ無しでもOKなようです.


 画像その6

釣った「獲物」は,細いビンへ移します.

「大漁,大漁.」


 画像その7

「先生,これなんですか?」

「どれどれ.」

加藤研究員が,愛用の倍率の高いルーペで確認します.


 画像その8

「これは巻貝ですね.」

「わー,かわいいっ!」

(釣り上げたのは,残念ながら「外道」だったようです)


 画像その9


「タイヨウノスナはトゲの先が丸くなっていますね.見つけた人?」

「は〜い」

 画像その10


「ホシズナの本体はアメーバみたいなもので,今日見つけたのはその死骸です.貝で言えば貝殻みたいなものですね.」

「これは生きているホシズナの写真です.トゲの先から仮足という触手みたいなものを出しているのがわかりますか?」

 画像その11


「いろんな形の有孔虫がありましたね.」

「1600万年前の化石からも同じ仲間の有孔虫が見つかっていて,これも熱帯の証拠の一つです.」

まとめの話があり,楽しい時間はあっという間に終了しました.


 画像その12

終わったあとも,たくさんの子が加藤研究員を囲んで熱心に質問をしていました.

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