千葉県立中央博物館 |
古文書が語る江戸時代の東京湾 -漁業・海上交通・沿岸防備- |
平成15年12月6日(土)~平成16年1月12日(月) |
東京湾は、明治以降の沿岸の埋め立てなどによって大きな変貌を遂げてきました。単に地形の変化に留まらず、東京湾に関わってきた人々の生業も大きく変化しました。この展覧会では、大変貌を遂げる以前、江戸時代の東京湾(以下、江戸湾と呼称)における人間の営みを、漁業・海上交通・沿岸防備の三本柱で紹介します。 |
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江戸湾で行われた漁法や鮮魚の江戸への輸送、漁場争論について紹介します。鮮魚を運ぶために使用された押送船(写真1)は、流線型をした木造船です。 |
![]() 写真1 押送船(模型) 本館蔵 |
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江戸湾の主な湊を絵図、浮世絵、古文書などで紹介します。五大力船の船主が使用した私年号「神徳」が記載された古文書は、初公開です。 |
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写真2 『ペリー提督日本遠征記』より「浦賀の風景、江戸湾」 本館蔵 |
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沿岸防備のための施設(台場、陣屋など)を絵図や古文書で紹介し、地域社会に与えた影響を考えます。写真3の浮世絵には、南港(品川港)に浮かぶ3基の内海台場が見えます。 |
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写真3 「南港松の賑ひ」 歌川広重(2代)・ 歌川豊国(3代)画 安政7(1860)年 本館蔵 |
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ペリーなど異国船の江戸湾への来航について紹介します。『ペリー提督日本遠征記』には、寄港地の民俗・動植物・潮流・天体観測などが記録されています(写真4・5)。当時のアメリカ外交は軍事一辺倒ではなく、異文化を総合的に知ろうとする姿勢があったことがわかります。 |
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写真4 『ペリー提督日本遠征記』より |
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写真5 『ペリー提督日本遠征記』より 「キジ(右:メス、左:オス)」本館蔵 |
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平成15年12月13日(土) 平成15年12月20日(土) 平成16年1月10日(土) |
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12月21日(日)・23日(祝)・1月11日(日) |
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○ 電車・バスを御利用の場合 ・千葉駅(JR・京成)東口7番乗り場から京成バス「大学病院」「大学病院・南矢作」行き約10分.「中央博物館」バス停下車,徒歩約5分. ・蘇我駅(JR京葉線・内房線・外房線)東口2番乗り場からバス「大学病院」行き約10分.「中央博物館」バス停下車,徒歩約5分. ・京成千原線千葉寺駅下車,徒歩約15分(蘇我駅からのバスは千葉寺駅を経由します) ○ 車を利用の場合 ・京葉道路松ヶ丘インターから車で約5分. | ![]() |
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