幕末の農村改革者「大原幽学」−その生涯と功績− 展示物・用語解説

性学(せいがく)

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 幽学は自らの思想や教説を性学と称しました。性学は、儒学の考え方を幽学が独自に解釈し、そこにみられる「性」が人間のもつ本性・本心・良心のことで、その性に従って生きるのが道であり、この道を進むための教えが性学であることを説きました。これらは「和・孝」の考えを基としており、道徳を重んじ、家の永続を願い、親兄弟を敬い、規則正しい生活を暮し、身分や資産にみあった分相応の行いを説くことにつながりました。
 『微味幽玄考』(下図)は幽学の主著であり、性学の思想が記されています。

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