当館の原田浩はアナイボゴケ科の分類を学位論文の研究テーマにしていました.この科の中には,カワイワタケ Dermatocarpon miniatum (右写真)をはじめとする,河畔の岩上に出現する種類がいくつか知られていましたので,1980年代から全国各地の河畔で調査を行いました.最初はアナイボゴケ科に限っていた研究も,次第にその他の被果地衣類へ,更に淡水生地衣類全般にも広がっていきました.その研究成果は,様々な論文で発表しました.
このようにして明らかになってきた淡水生地衣類の情報を,図鑑としてまとめたのが本コンテンツです. |