現在昆虫は３１のグループ＝目（「もく」と読みます）に分けられています（３２の目に分ける研究者もいます）。ハチはこの中の一つ、膜翅目（「まくしもく」と読みます）に属します。目は更に順番に仲間分けされています。つまり、目→上科→科→亜科→属→種、となります。ここでは、ハチに含まれるの上科と科を一覧表にしました。この表にはアリが含まれていますが、アリも膜翅目の一員なのです。従って、ハチとアリを合わせたものが膜翅目となるわけです。
この表では、科ごとに幼虫の食べ物をおおまかに示しました。ただし、若干の例外があることをご承知おきください。また、房総での種数、日本での種数、世界での種数を示しましたが、まだまだ未発見の種がたくさんいると考えられていますので、それぞれの種数はもっと増えるはずです。房総の種数には空欄がたくさんあります。これは、これらの科に属する種が房総に「いない」ということも少しはありますが、むしろ「いない」のではなく、きちんと記録されていないということを意味しています。