デジタルミュージアム・特集『日本博覧図』

初編-10 旅館梅松楼 三和弥三郎りょかんうめまつろう みわやさぶろう

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旧町村名現市町村名絵師彫師寸法
千葉郡千葉町千葉市中央区中央菱州翠オ横19.6×縦15.5cm
江戸時代末創業の旅館。吾妻通りに面した瓦葺きの2階建て造り。外装のほか内部の設備も充実した高級旅館。旅館部門と料理部門を兼営。宿泊料は一泊上等30銭、並20銭。官吏の宿泊が多かった。三和弥三郎は旅館の主人。旅館の営業は昭和初めまで続き、その後跡地は繁華街となり梅松街と呼ばれた。100メートルほど離れた本千葉停車場通りに別荘がある。画の上縁に彫られているのは梅と松。作者のユーモアが感じられる。

2005年1月 歴史学研究科