ツキヨタケ中毒

 シイタケだと・・ (*_*)



 
事例
1997年博物館に連絡が


 1997年10月7日午後4時頃,習志野保健所から以下のような報告があった.
 10月5日(日曜)午後8時頃,夕食で家族3人がきのこを食べた.きのこは4〜5日に群馬県での登山の帰りにシイタケと思い9個程採集し,夕食時に焼いて食べたものである.
 午後9時頃から吐き気,嘔吐の中毒症状を呈し,その後も症状がおさまらないので,6日午前2時医療機関に受診したものである.
 中毒代表者は男性55歳,八千代市の会社員.博物館に持ち込まれた、わずかに残った石突きの形からツキヨタケであることが判明した.のち,衛生研究所,医薬品研究室でのHPLCによる分析結果でもツキヨタケの毒成分であるイルジンSが認められた

解説 森林のタイプが異なると,また異なったきのこが発生します.ツキヨタケは千葉県にみられず,食用のシイタケは県内で野生ものが多くみられます.県外などで採集する場合には,より注意が必要だということです.
  
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