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【秋−1】

   三十六花撰 東都入谷朝顔

 絵 師: 喜斎立祥
 生没年: 文政9年〜明治2年
     (1826〜1869)
 制作年: 慶応2年(1866)
収蔵番号: 68




今も7月初旬に開かれる朝顔市で有名な台東区入谷の、幕末の光景です。近景には藍絞り、赤の牡丹咲き、紫の台咲きなど珍しい変化朝顔が描かれ、右手前の葉も斑入りの立田葉になっています。その向こうには色とりどりのアサガオを寄せ植えに仕立てた大鉢も見え、さまざまに工夫をこらしてアサガオを楽しんでいたようすがうかがえます。「立祥」は二代歌川広重が慶応元年に改名した名前です。

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