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【春−6】

 「江戸自慢三十六興 深川八まん 牡丹」


 絵 師: 歌川豊国(三代)
      歌川広重(二代)
 生没年: 天明6年〜元治元年(豊国)
      (1786〜1864)
      文政9年〜明治2年(広重)
      (1826〜1869)
 制作年: 元治元年(1864)
収蔵番号: 86




夕焼けの松林を遠景に、柵で囲まれた大輪のボタンを見て歩く2人連れが描かれています。「深川八まん」とは現在、江東区深川にある富岡八幡宮のこと。明治初期までボタンの栽培が盛んだったそうで、すぐ南には江東区牡丹(ぼたん)という地名が残っています。「江戸自慢三十六興」は三代豊国が人物景物を、二代広重が背景を描いた合作の揃物です。

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