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【夏−1】

江戸自慢三十六興 掘きり花菖蒲


 絵 師: 歌川豊国(三代)
      歌川広重(二代)
 生没年: 天明6年〜元治元年(豊国)
      (1786〜1864)
      文政9年〜明治2年(広重)
      (1826〜1869)
 制作年: 元治元年(1864)
収蔵番号: 13



 江戸自慢三十六興 掘きり花菖蒲


【春−6】の作品と同じく、江戸自慢三十六興のうちの1点。葛飾区にある堀切菖蒲園の江戸時代の姿が描かれています。このあたりで花菖蒲の栽培が盛んになったのは享和年間(1801〜1803)のことで、それ以来日本各地の珍しい品種が集められ、天保10年(1839)頃には数多くの名花が咲き競うようになったといわれています。品種ごとに分けて列に植え、通路側に品種名を示す名札が立てられているようすは、今の菖蒲園とあまり変わらないように見えます。
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