No.1661 2019/1/11(金)

 ヤマアカガエル産卵


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 三島小学校のプールには毎冬ヤマアカガエルが産卵にやって来る。1月下旬ころに最初の産卵が見られるのが普通だが、昨年は1月12日に初産卵を確認して驚いた。
 今年はどうかと気にしていたところ、なんと今年も1卵塊(らんかい)だけではあるがもう卵が産まれていた(写真1)。
 ヤマアカガエルの産卵は、降雨が引き金になることが多いが、この冬は少雨である。三島小学校に近い坂畑のアメダスデータをみると、12月23日に小雨が降って以降、ずっと無降水の日が続いていた。
 産卵日を推測するためにアメダスデータを確認したところ、年明け以降、1月11日までの間に雨は1ミリも降っていない。日最低気温は氷点下の日ばかりだったが、唯一、1月5日だけは最低気温が1.7℃、最高気温も14.8℃と、最も暖かかった。もしかしたら気の早いカエルがこの日に産卵したのかも知れない。

 (尾崎煙雄)

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写真1
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 ヤマアカガエル Rana ornativentris(アカガエル科)

 


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