No.1726 2019/08/29(木)

 ヒオウギ


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 清澄山系にて。以前、ヒオウギの実を撮影した場所を久しぶりに訪れた。花の時期は終わりに近かったが、かろうじて咲き残った花を見ることができた(写真1)。

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写真1
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 ヒオウギの花は直径3センチほどで、橙色の花びらが6枚、放射状に並ぶ(写真2)。花びらの内側には濃い橙色の斑点が多数ある。同じ花序で咲き終わった花はすでに俵型の果実になりかけている。

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写真2
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 大きいものでは草丈が1メートルを超える(写真3)。茎の左右に平面的に交互に並ぶ葉が特徴的で、その形から「檜扇」と名づけられた。多数の果実を付けた茎は重そうに首を垂れている。

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写真3
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 あと1ヶ月ほどすると果実の皮が破れ、「ぬばたま」の別名をもつ漆黒の種子が現れる(写真4)。
 (尾崎煙雄)

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写真4 2012年10月撮影
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 ヒオウギ Iris domestica(アヤメ科)

 


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