教室博日記 No.1998

 2021/08/05(木)

 クロコノマチョウの幼虫

 清澄山系にて。ススキの葉にクロコノマチョウの幼虫を見つけた(写真1)。体長は4センチほど。このチョウについては、過去の教室博物館日記No.1541に幼虫から成虫までの紹介がある。

クロコノマチョウの幼虫(全体)
  • 写真1

 体は美しい黄緑色、頭は黒色で一対のツノがあり、頭部全体が長毛で覆われている。この幼虫の顔はなんど見てもかわいらしい。頭を正面から見ると、顔面に緑色の三角形の紋があった(写真2)。この紋の大きさや形には個体変異があるそうだ。この次からは顔の写真を撮って集めてみようと思う。

クロコノマチョウの幼虫の頭
  • 写真2
  • ススキ Miscanthus sinensis(イネ科)
  • クロコノマチョウ Melanitis phedima(タテハチョウ科)

(斉藤明子)