16 渡辺家住宅
| 所在地 | 市川市 |
| 竣工年 | S2 |
| 所有者 | 個人 |
| 設計者 | 青木常作 |
| 施工者 | 大亀 |
| 構造 | 木3 |
| 外壁 | モルタル塗り |
| 屋根形状・葺材 | 切妻造・スレート葺 |
| 建築規模 | 217.7m2 |
現当主の祖父は,東京深川で商事会社を経営していたが,関東大震災に遭遇したため大正13年に本邸をこの地に移した。
この建物は,ゲストルームとして邸内の奥まった一画に建てられたもので,後年本邸に改めた。木造3階建ての妻側の玄関ポーチ上に手摺を巡らしたバルコニーを設け,破風の拝みを押さえた半切妻,側面の軒先に付けた千鳥屋根など外観の意匠に留意している。また,建築材料は最上のものを使用し,耐震性や防火性にも十分配慮している。[中村]