56 日本キリスト教団九十九里教会
所在地 | 松尾町 |
竣工年 | M20 |
所有者 | (宗)日本キリスト教団九十九里教会 |
設計者 | ヘボン(?) |
施工者 | 椎名(大工) |
構造 | 木1 |
外壁 |
下見板張り |
屋根形状・葺材 | 切妻造,瓦葺 |
建築規模 | 100.2m2 |
下見板張りの外壁に,瓦葺きの切妻屋根をのせた単純な構成である。しかし玄関部には入母屋の屋根が付けられ,他の教会とは趣を異にする。教会の創立期に応援伝道のためにこの地を訪れていたのが,ヘボン式ローマ字で有名な,アメリカ長老派の宣教師ヘボンであった。彼は教会堂の建設に際して,寄付金全体の約3分の1を占める2百万円もの額を自ら供しており,設計に関わった可能性もあると考えられる。白い下見板張りの外壁は軽やかな印象を与え,アメリカ的なものを感じさせる。[江口]