れんがばし(じゅんれいばし)

30 レンガ橋(巡礼橋)


長南町

交通関係・道路・橋

レンガ造り アーチ橋
1903(明治36)年

レンガ橋は1903(明治36)年に建造され,現在その上を通る道路は地先道路であるが,多くの自動車が利用している。レンガ橋は,その名の通りレンガ造りで,アーチ橋である。この原型は九州熊本の通潤橋に見ることができ,この通潤橋に倣って建造されたと言われている。通潤橋そのものは1652(嘉永5)年12月に着工され1654(嘉永7)年7月に完成した長さ76m,高さ20mの単一石造りアーチの水路橋である。サイフォンの原理を応用した独創的な設計,そのアーチの美しい姿,現在でも100haにわたる農地に給水していることから国の重要文化財に指定されている。レンガ橋そのものは通潤橋に比べ規模こそ小さいが,アーチの強さと美しさをとどめており,道路橋として現在もその機能を発揮している。

(内山久雄)

地形図 「舞鶴」(略)

写真30-1 レンガ橋(巡礼橋) 1 (1997年) 写真30-2 レンガ橋(巡礼橋) 2 (1997年)
写真30-3 レンガ橋(巡礼橋)3 (1997年)

参考文献

1) 長南町史編さん委員会:長南町史,長南町,1973年
2) 熊本県教育委員会ホームページ
   http://www.edu-c.pref.kumamoto.jp/jhs/yabejhs/hom3.htm


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