カスリーン台風



 敗戦からまだ間もない昭和22年(1947)9月、マリアナ海域で発生した11号台風で、関東地方を中心に各地で記録的な雨を降らせました。このため利根川などの河川が氾濫し、甚大な被害をもたらしました。
 同年9月15日の夜半、埼玉県大利根町付近の利根川堤防の決壊により、濁流が久喜・杉戸・栗橋・幸手・春日部・庄和・越谷など埼玉県東部市街を襲いました。 その後濁流は葛飾区から首都東京へと押し寄せました。
 流出家屋23,736戸、半壊家屋7,645戸などの被害をもたらすとともに、1,057名もの尊い生命が犠牲となりました。

決壊現場 大水
決壊現場 関宿水閘門を流れる大水

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