| 日本の動き | 
                A.D. | 
                世界の動き | 
              
              
                ・ポルトガル人、種子島に漂着 
         (鉄砲伝来) | 
                ←1543年→ | 
                ・ブェサリウス(伊) 
         『人体の構造』 
        ・コペルニクスが地動説を唱える | 
              
              
                ・アルメイダ(保)豊後府内(大分市)で、治療に当たる 
         西洋医術伝来のはじめ | 
                ←1556年  | 
                 | 
              
              
                | ・スペイン、イエズス会キリスト教を伝える | 
                ←1549年  | 
                 | 
              
              
                 | 
                 1558年→ | 
                ・エリザベス1世即位(英) | 
              
              
                |  南蛮医術伝来の時代  | 
              
              
                ・家康、江戸に入る 
                    ・小田原の薬種商益田友嘉が日本橋で、薬店を開く 
         江戸薬商のはじめ | 
                ←1590年  | 
                 | 
              
              
                | ・オランダ人、初めて九州平戸にくる。 | 
                ←1597年  | 
                 | 
              
              
                | --------------------------------------- | 
                江戸 | 
                ----------------------------------------- | 
              
              
                | ・家康、征夷大将軍となり幕府を開く | 
                ←1603年  | 
                 | 
              
              
                | ・天然痘流行、死者多数 | 
                ←1619年  | 
                 | 
              
              
                 | 
                 1628年→ | 
                ・ハーヴェイ(英) 
         『心臓と血液の運動』 | 
              
              
                | ・長崎に出島を造り、外国人居留地とする | 
                ←1634年  | 
                 | 
              
              
                | ・日本人の海外渡航・帰国を禁止 | 
                ←1635年  | 
                 | 
              
              
                | ・ポルトガル船の来航禁止、鎖国完成 | 
                ←1639年  | 
                 | 
              
              
                | 紅毛医術への移行の時代 | 
              
              
                 | 
                 1643年→ | 
                ・ルイ14世即位(仏) | 
              
              
                 | 
                 1644年→ | 
                ・清が中国を統一 | 
              
              
                 | 
                 1654年→ | 
                ・グリッソン(英)「肝臓の解剖」 | 
              
              
                 | 
                 1660年→ | 
                ・マルピーギ(伊)毛細血管を発見する | 
              
              
                ・カスパル(独)が、蘭館医として来日 
        (蘭館医、江戸参府随行の初め) | 
                ←1649年  | 
                 | 
              
              
                 | 
                 1664年→ | 
                ・ウィリス(英) 「脳の解剖学」 | 
              
              
                 | 
                 1655年→ | 
                ・フック(英)細胞の発見 | 
              
              
                 | 
                 1673年→ | 
                ・レーウェンフック(蘭) 
         「赤血球の発見」 | 
              
              
                | ・麻布御薬園を小石川御殿地内に移し、小石川御薬園と改称 | 
                ←1684年  | 
                 | 
              
              
                 | 
                 1688年→ | 
                ・名誉革命起こる(英) | 
              
              
                ・ケンペル(独)が、蘭館医として来日 
                    ・富山の配置売薬の始まり 
        ・江戸に昌平坂学問所創設 
         (現湯島聖堂) | 
                ←1690年  | 
                 | 
              
              
                | オランダ医術興隆の時代 | 
              
              
                | ・水戸藩医穂積甫庵が光圀の名を受け家庭医学書『救民妙薬』を著す | 
                ←1693年  | 
                 | 
              
              
                | ・新井白石『西洋紀聞』を著す(洋学書のはじめ) | 
                ←1710年  | 
                 | 
              
              
                | ・江戸元町の薬種問屋24人が「薬種問屋仲間」を結成、公許される | 
                ←1715年  | 
                 | 
              
              
                | ・吉宗、洋学の禁をゆるめる | 
                ←1720年  | 
                 | 
              
              
                | ・小石川御薬園内に「養生所」を設置 | 
                ←1722年→ | 
                ・クルムス『解剖図』 | 
              
              
                | 実証的医学勃興の時代 | 
              
              
                 | 
                 1755年→ | 
                ・チン(独)「人眼の解剖」 | 
              
              
                | ・山脇東洋『蔵志』刊行(観臓図書の始め) | 
                ←1759年  | 
                 | 
              
              
                 | 
                 | 
                ⇒高野家が医業に携わった期間 | 
              
              
                | ・河口信任『解屍篇』を著す | 
                ←1772年  | 
                 | 
              
              
                | ・杉田玄白ら『解體新書』5巻を著す | 
                ←1774年→ | 
                ・ルイ14世(仏)即位 | 
              
              
                 | 
                 1776年→ | 
                ・アメリカ独立宣言(13州) | 
              
              
                 | 
                 1789年→ | 
                ・フランス革命 | 
              
              
                ・稲村三伯、『ハルマ和解』(江戸ハルマ) 
         日本洋学事典翻訳の始め | 
                ←1796年→ | 
                ・ジェンナー(英)牛痘接種法発見 | 
              
              
                 | 
                 1798年→ | 
                ・トラコーマヨーロッパで流行 | 
              
              
                ・華岡青洲、世界初の全身麻酔に成功 
         (乳癌の手術) | 
                ←1804年→ | 
                ・ナポレオン(仏)皇帝となる | 
              
              
                | ・杉田立卿『眼科新書』 | 
                ←1815年→ | 
                ・プレンキ(墺)『解剖図』 | 
              
              
                 | 
                 1816年→ | 
                ・ラネエック(仏)聴診器の発明 | 
              
              
                | ・伊能忠敬、大日本沿海地図完成 | 
                ←1821年 | 
                 | 
              
              
                | オランダ医学全盛の時代 | 
              
              
                | ・シーボルト(独)蘭館医として来日 | 
                ←1823年  | 
                 | 
              
              
                ・薬剤師ビュルヘル(独)がシーボルトの助手として来日 
         西洋薬学者来日のはじめ 
        ・シーボルト、長崎に鳴滝塾開き、高野長英・伊東玄朴 ら入門 | 
                ←1824年  | 
                 | 
              
              
                | ・黒船来航 | 
                ←1827年  | 
                 | 
              
              
                | ・高野長英『医原枢要』(日本初の生理学書) | 
                ←1832年  | 
                 | 
              
              
                | ・緒方洪庵大阪に適塾を開き、蘭学を教授。 | 
                ←1838年  | 
                 | 
              
              
                 | 
                 1839年→ | 
                ・アヘン戦争 | 
              
              
                 | 
                 1847年→ | 
                ・マルクス、エンゲルス「共産党宣言」 | 
              
              
                | ・長崎の海軍伝習所に蘭医ポンペを招聘 | 
                ←1857年→ | 
                ・第1回国際眼科学会(ブリュッセル) | 
              
              
                | ・安政五カ国条約締結 (不平等条約) | 
                ←1858年→ | 
                グレーフェ(独)、急性緑内障に対する虹彩切除 | 
              
              
                ・安政の大獄・尊皇攘夷運動弾圧 
        ・福沢諭吉、江戸で蘭学塾 
        ・神田お玉ヵ池に種痘所を設立 
        ・幕府、医師に和蘭医術兼修を許可 | 
                 | 
                 
                   
        ・フィルヒョー(独)、「細胞病理学」 
        ・ドンデルス(蘭)、遠視の原因発見 | 
              
              
                | ・桜田門外の変 | 
                ←1860年  | 
                 | 
              
              
                ・伊東玄朴が薬品製造を開始 
        ・種痘所を西洋医学所と改称 
        ・疱瘡が流行、熱病と眼病が増える。 | 
                ←1861年→ | 
                ・アメリカ南北戦争 | 
              
              
                | ・麻疹とコレラ流行 | 
                ←1862年→ | 
                ・第2回国際眼科学会(パリ) 
        ・スネレン(蘭)視力表 | 
              
              
                | ・薩英戦争 | 
                ←1863年→ | 
                ・リンカーン(米)、奴隷解放宣言 | 
              
              
                | ・西洋医学所を医学所と改称 | 
                 | 
                 | 
              
              
                | ----------------------------------------- | 
                明治 | 
                ----------------------------------------- | 
              
              
                | ドイツ医学へ移行の時代 | 
              
              
                ・江戸城明け渡し(大政奉還) 
        ・東京に遷都 | 
                ←1868年  | 
                 | 
              
              
                ・政府、ドイツ医学採用を決定 
        ・蘭館医ポンペ『眼科摘要』 | 
                ←1869年→ | 
                ・ランゲルハンス(独)膵臓にラ ンゲルハンス島細胞を発見 | 
              
              
                | ・種痘法施行 | 
                ←1870年  | 
                 | 
              
              
                ・廃藩置県(3府72県) 
        ・貨幣を円・銭・厘と定める | 
                ←1871年  | 
                 | 
              
              
                ・学制発布・太陽暦を採用 
         (明治5年12月13日→明治6年1月1日) | 
                ←1872年→ | 
                ・第4回国際眼科学会(ロンドン) | 
              
              
                | ・東京湯島に佐倉順天堂病院が開院(現在の順天堂大学) | 
                ←1873年  | 
                 | 
              
              
                | ・文部省、医制を制定 | 
                ←1874年→ | 
                ・グレーフェ『眼科全書』 | 
              
              
                ・医術開業試験の施行 
        ・天然痘予防規則を制定・強制種痘 | 
                ←1875年  | 
                 | 
              
              
                 | 
                 1877年→ | 
                ・第5回国際眼科学会 | 
              
              
                | ・東京本所にコレラ患者隔離の病院を開設 | 
                ←1879年→ | 
                ・クレーデ、新生児膿漏眼の予防法 | 
              
              
                | ・伝染病予防規則を発布 | 
                ←1880年→ | 
                ・第6回国際眼科学会(ミラノ) | 
              
              
                 | 
                 1882年→ | 
                ・コッホ(独)、結核菌発見 | 
              
              
                | ・医師免許規則改正(漢方医没落) | 
                ←1883年→ | 
                ・コッホ(独)、コレラ菌発見 | 
              
              
                 | 
                 1888年→ | 
                ・第7回国際眼科学会(ハイデルベルグ) | 
              
              
                | ・大日本帝国憲法発布 | 
                ←1889年→ | 
                ・フックス『眼科学教科書』 | 
              
              
                ・第一回帝国議会・教育勅語発布 
                ・日本医学会創立 | 
                ←1890年  | 
                 | 
              
              
                | ・第一回医学開業試験・薬剤師試験実施 | 
                ←1891年  | 
                 | 
              
              
                | ・伝染病研究所創立:所長 北里柴三郎 | 
                ←1892年  | 
                 | 
              
              
                ・赤痢患者 167,305人 
            (死者41,284人) 
        ・天然痘患者 41,899 
            (死者11,852人) | 
                ←1893年  | 
                 | 
              
              
                | ・北里柴三郎、ペスト菌発見 | 
                ←1894年→ | 
                ・第8回国際眼科学会(エジンバラ) | 
              
              
                ・日本眼科学会創立 
        ・志賀潔、赤痢菌発見 | 
                ←1897年  | 
                 | 
              
              
                | ・この年、医師40,287人 薬剤師3,000人となる | 
                  1899年→ | 
                ・第9回国際眼科学会(ユトレヒト) | 
              
              
                | ・富士川游『日本医学史』 | 
                ←1904年 | 
                 |